忍者ブログ
小説の再編集とか、資料とか、必要な諸々を置いておくブログ
[129]  [128]  [127]  [126]  [125]  [124]  [123]  [122]  [121]  [120]  [119
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

どれくらいの奇跡が重なって、僕らは出会ったんだろう。



この地球上の60億人の中のたったの5人。
幾重もの奇跡がおれたちを巡り合わせてくれた。


時々考える事がある。
皆に出会わなかったら、おれはどんな人生だったんだろう。
それなりに幸せで、それなりに楽しくて、たぶん・・・それなりの人生を送っていたのかな?


でもそれはきっと、「それなり」以上になることはなかったんだろうな。


1人欠けても、それは同じ。


俺たちは5人だからこそ、最高の「奇跡」なんだ。


もしかしたら、おれたちは遥か昔、5人で1つだったのかもしれない。
それが何かのきっかけで5つに分かれてしまって。
この時代にそれを取り戻すかのように、5人が引き合わされた。
そんな気さえする。


時を越えて、再び1つになれたおれたちは今、最強に最高で、最高に感動的だ。


まさに奇跡の集団って感じでしょ?


おれは、いつだって「嵐」のことを想ってるし、考えてる。
それは誰にも負けないよ?


メンバーにだって、ファンの子にだって!
きっとおれが1番嵐のこと好きだもん。
これは絶対ね!!


おれね、いつも心の中でメンバーに「ありがとう」って言ってるの。
それは、何かしてもらったとか、お世話になってるからじゃなくて。
彼らの存在そのものに「ありがとう」って。



おれは、彼らの存在があればどんな困難だって乗り越えられるよ。
たとえ、1人で立ち向かわなくちゃならないことでも、近くに彼らがいなくても。
彼らがおれと同じこの世界に存在してるってことだけで、頑張れる。


それくらいに大切で、必要な人たち。
だから、いつも「おれと共にいてくれてありがとう」って言ってるの。


本人たちには照れくさくて言えないでしょ?こんなこと。


みんなには内緒のはなし。



「・・・さん?・・・・相葉さん!!」



「うわっ!にの、なに?急に大声出さないでよ、びっくりするでしょ!」
「何言ってんですか、さっきから呼んでるのに返事しないのはあんたでしょ!」
「考えごとしてたの!!」
「どうせまた、くっだらないこと考えてたんでしょうが!」



そう言って、にのがおれの頭を小突く。



「いでっ!ぶったなぁ・・・・翔ちゃぁん、にのがぶったぁ・・・」


おれは翔ちゃんに助けを求める。


「おお、大丈夫か?どこが痛い?ここか?よしよし。相葉ちゃんぶつなんて、ひどい男だな、ニノちゃんは」


翔ちゃんがおれを慰めて、にのをなじる。


「はんっ!翔チャンに言われたくないですね。早く相葉さんから離れなさいよ。じゃないと、五体満足でここから出られませんよ?」



「ひぇっ!」



にのが翔ちゃんを脅して、翔ちゃんが怯える。



「翔君はカッコ悪ぃなぁ・・・」
「ホント、ヘタレだな」



キャプテンと松潤が翔ちゃんをいじる。




いつもの楽屋、いつもの風景。



「ちょっ!!相葉さん!?」
「・・・え?」


にのが突然慌てだした。
おれのホッペに手を添える。



ああ・・・おれ、泣いてんだ。



「どうした?相葉ちゃん?」
「うん・・・」



松潤が聞く。



「うん、じゃ分かんねぇよ?どうした?どっか痛いのか?気分が悪い?」
「・・・ううん」



翔ちゃんが心配してる。




「相葉ちゃん、少し休む?水飲むか?」
「・・・うん」



キャプテンが気遣う。




みんなの声を聞く度に涙が溢れて、おれのホッペを流れていく。





「相葉さん・・・・大丈夫だよ。分かってるから。悲しいわけじゃないんだね?」
「・・・にの」




にのが微笑む。



うん。
にのの言うとおり。



悲しいわけじゃない。



幸せなんだ。



今、この時を彼らと過ごしていることが。



幸せでたまらないんだ。



「にの・・・、おれね・・・・」
「言わなくても良いよ、分かってるって。やっぱり、くだらないこと考えてた!」
「・・・くだらなくねぇもん・・・」
「んふふっ、そうかもね」



にのはにっこりと笑って頭を撫でてくれる。
他の皆も心配そうにおれを見てた。



「相葉ちゃん、大丈夫なのか ?」
「大丈夫だよ。ありがと、キャプテン!」



いつもほんわかした雰囲気で、おれを包んでくれる。
おれが辛い時、何にも言わないけど、ただそばにいてくれるの知ってる。
それが本当に安らぐの。
ありがとう。



「あんま、無理すんなよ?言いたいことあるならちゃんと言え」
「うん・・・ありがと、松潤」


厳しいことも言うけど、いつもそれに見合う行動でおれを引っ張ってくれる。
本当は優しくて、いつでも人のことを考えているの知ってる。
それが本当に励みになるの。
ありがとう。



「ホント、大丈夫か?フォローなら、いくらでもすっからさ。ほどほどでやれよ?」
「うん・・・ありがとね、翔ちゃん」



いつだっておれを盛り上げてくれるひと。
一緒にばかやって、一緒にテンションあげて、盛り上がって、怒られて。
いつも笑い合って、最高に楽しいひと。
でも、影ですっごい努力してるの知ってる。
それがまた、おれに元気をくれるの。
ありがとう。




「んふふ、泣いちゃったね。目が真っ赤。冷やそうね、ウサギさん?」
「ん・・・・ありがとう。にの・・・大好き」



にの。
おれの最愛のひと。
にのと出会ったところから、おれの「奇跡」が始まった。

でも、にのを好きになったのは奇跡じゃないよ?



運命だから。



何でも器用にこなす姿は本当にカッコよくて、おれも頑張ろうって思う。
人の気持ちを読み取るのが上手で、おれが落ち込んでる時、本当に欲しい言葉をくれる。


いつもおれに勇気をくれる。


口は悪いけど、本当は優しくて真っ直ぐなんだって知ってる。
大好きで、大好きでたまらないひと。
おれを好きになってくれてありがとう。





みんな大好き!!






「ほら、相葉さん行くよ?」



にのが言う



他のみんなも笑ってる。
きっとおれも笑ってる。



みんなと同じ顔で。




「うん!行こう!!」




元気よく答えて、おれはみんなの元へと歩き出した。







いくつもの奇跡が重なって、今こうしていること。
おれたちが集ったこの奇跡のような日に。





ありがとう。







おわり
PR
<<< 勝手なあなた HOME 恋は必然 >>>
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
最新記事
最新TB
プロフィール
HN:
年齢:
42
HP:
性別:
女性
誕生日:
1982/05/16
職業:
派遣社員
趣味:
剛光
バーコード
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]

photo byAnghel. 
◎ Template by hanamaru.