小説の再編集とか、資料とか、必要な諸々を置いておくブログ
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にのは俺のヒーローだ。
いつも俺を助けてくれる。今の世界に入った頃、なかなかなじめなかった俺をいつもあったかく包んでくれた。俺よりも小さい身体で、小さい手で。
にのがいたから俺はここまで来れたんだ。にのがいたから安心できた。
ひとりだけ踊りが上手くできなくて怒られても。病気で仕事ができなくて焦っていたときも。いつだってにのがいたから頑張れた。
俺がつらいときは、いつもそばに来て「大丈夫だよ」って言ってくれる。俺が嬉しいときには「良かったね」って一緒に喜んでくれる。誰も気づかないような小さな変化も、にのは絶対気づくんだ。
そうして、俺の一番欲しい言葉をくれる。それだけで気持ちが浮上してくるような言葉をくれるんだ。
ねぇ、にの。こんな気持ち、なんて言うの?
俺は頭が良くないから、言葉を知らないから、上手く自分の気持ちを表現できないけど。こういうの、「すき」っていうのかな?でも、そんなんじゃ足りないくらい。
だって、にのは俺の一部だもの。にのがいなけりゃ今の俺はきっといない。にのがいなきゃ前も向けない。進む方向すらワカラナイ。
こんな俺に誰がしたの?にの?俺?
たぶん両方だね。自覚はある。
にのに甘えてる自分。厳しいことも言うけど、頑張った後には思いっきり甘やかしてくれるにの。にのに会うと、いつも不思議な感覚が俺を襲う。なんていうか、心がふわふわしてる。にのを見てると、心があったかくて、心地よくて、でも時にぎゅっと痛いくらいに締め付けられる。でも、にのの笑顔でその心はいつもふわふわ。
ふわふわ、ふわふわ。
まるで雲の上を歩いてるみたい。にのも俺と同じ気持ちだと良いのに。
楽屋のドアを開けると、にのがいた。でも、今日のにのは何だかボーっとしてる。いつもは誰かとじゃれているのに。
「にぃの。何やってんの?ひとりでボーっとしてる」
「んー?ちょっとね、色々と考えていたんです」
なにかあったのかな?俺じゃ相談に乗れないかな?
あ、またなんか考えてるみたい。俺が話しかけてるのも上の空。
「ねぇ、にのってば。またどっかいってる!」
ちょっと、淋しくって怒ったみたいに言っちゃった。
「ああ、すいません」
みんなのいるところでこんなに考え込むにのは珍しい。
「さっきからどうしたの?」
気になったから聞いてみた。
「なんでもないですよ。最近忙しかったから、疲れてるのかな?」
なんて言って、にのは困ったように笑った。その顔すき。いつも「しょうがないですね、相葉さんは」って笑う顔に似てるから。
でも・・・。
「だいじょうぶ?倒れそうなの?」
心配する俺に、にのは大丈夫だよって頭を撫でて、リーダーのところに行ってしまった。そんなにのの背中をおれは見つめるしかなくて。何だか泣きそうになる。
にのは俺のヒーローだ。
だから、俺には弱いところを見せてくれない。でも、俺はにのの全てが見たいんだ。弱いところも、かっこ悪いところも。どんなにのだって、きっと大好きだから。
ねぇ、にの。いつかこの想いをあなたに伝えても良いですか?そのとき、あなたは困ったように笑って受け入れてくれるかな?
ねぇ、神さま。俺はもう、にのなしじゃ一歩だって歩けないんだ。
だから、どうか。にのを俺にください。
俺だけのヒーロー。二宮和也を。
おわり
いつも俺を助けてくれる。今の世界に入った頃、なかなかなじめなかった俺をいつもあったかく包んでくれた。俺よりも小さい身体で、小さい手で。
にのがいたから俺はここまで来れたんだ。にのがいたから安心できた。
ひとりだけ踊りが上手くできなくて怒られても。病気で仕事ができなくて焦っていたときも。いつだってにのがいたから頑張れた。
俺がつらいときは、いつもそばに来て「大丈夫だよ」って言ってくれる。俺が嬉しいときには「良かったね」って一緒に喜んでくれる。誰も気づかないような小さな変化も、にのは絶対気づくんだ。
そうして、俺の一番欲しい言葉をくれる。それだけで気持ちが浮上してくるような言葉をくれるんだ。
ねぇ、にの。こんな気持ち、なんて言うの?
俺は頭が良くないから、言葉を知らないから、上手く自分の気持ちを表現できないけど。こういうの、「すき」っていうのかな?でも、そんなんじゃ足りないくらい。
だって、にのは俺の一部だもの。にのがいなけりゃ今の俺はきっといない。にのがいなきゃ前も向けない。進む方向すらワカラナイ。
こんな俺に誰がしたの?にの?俺?
たぶん両方だね。自覚はある。
にのに甘えてる自分。厳しいことも言うけど、頑張った後には思いっきり甘やかしてくれるにの。にのに会うと、いつも不思議な感覚が俺を襲う。なんていうか、心がふわふわしてる。にのを見てると、心があったかくて、心地よくて、でも時にぎゅっと痛いくらいに締め付けられる。でも、にのの笑顔でその心はいつもふわふわ。
ふわふわ、ふわふわ。
まるで雲の上を歩いてるみたい。にのも俺と同じ気持ちだと良いのに。
楽屋のドアを開けると、にのがいた。でも、今日のにのは何だかボーっとしてる。いつもは誰かとじゃれているのに。
「にぃの。何やってんの?ひとりでボーっとしてる」
「んー?ちょっとね、色々と考えていたんです」
なにかあったのかな?俺じゃ相談に乗れないかな?
あ、またなんか考えてるみたい。俺が話しかけてるのも上の空。
「ねぇ、にのってば。またどっかいってる!」
ちょっと、淋しくって怒ったみたいに言っちゃった。
「ああ、すいません」
みんなのいるところでこんなに考え込むにのは珍しい。
「さっきからどうしたの?」
気になったから聞いてみた。
「なんでもないですよ。最近忙しかったから、疲れてるのかな?」
なんて言って、にのは困ったように笑った。その顔すき。いつも「しょうがないですね、相葉さんは」って笑う顔に似てるから。
でも・・・。
「だいじょうぶ?倒れそうなの?」
心配する俺に、にのは大丈夫だよって頭を撫でて、リーダーのところに行ってしまった。そんなにのの背中をおれは見つめるしかなくて。何だか泣きそうになる。
にのは俺のヒーローだ。
だから、俺には弱いところを見せてくれない。でも、俺はにのの全てが見たいんだ。弱いところも、かっこ悪いところも。どんなにのだって、きっと大好きだから。
ねぇ、にの。いつかこの想いをあなたに伝えても良いですか?そのとき、あなたは困ったように笑って受け入れてくれるかな?
ねぇ、神さま。俺はもう、にのなしじゃ一歩だって歩けないんだ。
だから、どうか。にのを俺にください。
俺だけのヒーロー。二宮和也を。
おわり
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