小説の再編集とか、資料とか、必要な諸々を置いておくブログ
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実験スペシャルのスタジオ収録後、相葉と二宮はそろって、相葉宅へ。
「うひゃひゃ、楽しかったねぇ」
相葉は収録時のテンションを引きずり、いまだハイテンションだ。
自室のベッドにダイブすると、手足をバタつかせた。
それとは正反対な二宮のローテンションぶりは凄まじい。
「にの?どうしたの?なんか怒ってる?」
ようやく二宮の様子に気付いた相葉が問う。
「そういえば、さっきから喋ってんのおればっか」
収録後からほとんど話してるのは相葉だけで、二宮は「ええ」とか「そうですね」くらいしか発していなかった。
「にの?」
ベッドから起き上がり、黙っている二宮の顔を覗き込もうとした瞬間、強い力で押し戻された。
「うわっ!!に、にのっ!?」
急のことに驚いて二宮を見上げる。
「あんたさぁ、何考えてんの?」
「へ?」
何のことか分からない相葉の顔が、二宮を更にイラつかせる。
「実験だよ!実験!!」
相葉を睨み付けた。
「じ、実験?スペシャルでやったやつ?アレがどうしたの?」
「俺、聞いてないんですけど。あんな実験したなんて!」
「あんなって・・・・無重力実験のこと?言ってなかったっけ?」
「聞きましたよ。キャプテンと一緒で、たいそう楽しかったってね。そんなことで怒ってんじゃねぇんだよ!!」
珍しく本気で怒っている様子の二宮に、相葉は戸惑いを隠せなかった。
自分がやった実験の何が彼を怒らせてしまっているのか、全く検討も付かず、相葉は瞬きを繰り返す。
「おもしろく・・・なかった?」
「だから!んな事で怒ってんじゃねぇって言ってんだろ!?」
押さえつけられている肩が痛い。
「じゃあ、なにに怒ってんの!楽しかったなら良いじゃん!!」
逆切れし、下から二宮を睨み付けた。
「・・・あんたって、本当にバカですね。俺は、楽しくたって、身体壊したら意味ないって言ってんだよ!!」
「にの・・・?」
「無重力実験は楽しかったよ、確かにね!ロケの事も知ってたよ。だけどさ、あんなに何回もやるなんて聞いてねぇんだよっ!!」
相葉の上から怒鳴る。
「あんな何回も急上昇と急降下繰り返して、身体にいいわけないだろ?
それに、あのシャボン玉?苦しくなるまでやってんじゃねえよ!!お前、昔、病気やってんだろ?再発したらどうすんだよ!
全く、スタッフは何考えてんだ!?キャプテンもさ、最初からお前がやれっつーの!!」
まくし立てる二宮に相葉はしばし呆然としていたが、突然笑い出した。
「くふふふっ」
「何笑ってんだよ!」
更にきつく睨む二宮。
「だってぇ、にの、心配してくれたんでしょ?ふふっ、嬉しい!!」
言って、相葉は二宮の首に腕を回し、抱きついた。
「でもね、おれ、あの時よりも体重増えたし大丈夫だよ?」
「・・・分かってるよ!でも、心配なんだよっ!!」
強い力で抱きしめ返す。
「にの・・・苦しいよ?」
「もう少し!!」
「はぁい。くふふ、にの子供みたい。よしよーし」
二宮の背中を撫でながら、ゆらゆらと身体を揺らす。
「お前ね・・・・そういうこと言うと、子供じゃできない事するよ?」
「うん・・・。いいよ、して?」
「あいば・・・」
離れて相葉を見下ろす。
「おれ、いつもにのに心配ばっかりかけちゃうね。ごめんね?ありがとね。大好きだよ」
相葉からキス。
「俺もごめん。あまりの無茶ぶりに、ちょっと取り乱しちゃったけど、無事で良かった。よく頑張りましたね。お疲れ様」
二宮もキスを返す。
「まぁ、考えてみれば、心配かけない相葉さんなんてちょっと嫌だよね」
「しっつれいだな、もう!!」
見つめ合い、笑い合う。
そんな何気ないことが、2人の愛を深めるんです。
おわり
「うひゃひゃ、楽しかったねぇ」
相葉は収録時のテンションを引きずり、いまだハイテンションだ。
自室のベッドにダイブすると、手足をバタつかせた。
それとは正反対な二宮のローテンションぶりは凄まじい。
「にの?どうしたの?なんか怒ってる?」
ようやく二宮の様子に気付いた相葉が問う。
「そういえば、さっきから喋ってんのおればっか」
収録後からほとんど話してるのは相葉だけで、二宮は「ええ」とか「そうですね」くらいしか発していなかった。
「にの?」
ベッドから起き上がり、黙っている二宮の顔を覗き込もうとした瞬間、強い力で押し戻された。
「うわっ!!に、にのっ!?」
急のことに驚いて二宮を見上げる。
「あんたさぁ、何考えてんの?」
「へ?」
何のことか分からない相葉の顔が、二宮を更にイラつかせる。
「実験だよ!実験!!」
相葉を睨み付けた。
「じ、実験?スペシャルでやったやつ?アレがどうしたの?」
「俺、聞いてないんですけど。あんな実験したなんて!」
「あんなって・・・・無重力実験のこと?言ってなかったっけ?」
「聞きましたよ。キャプテンと一緒で、たいそう楽しかったってね。そんなことで怒ってんじゃねぇんだよ!!」
珍しく本気で怒っている様子の二宮に、相葉は戸惑いを隠せなかった。
自分がやった実験の何が彼を怒らせてしまっているのか、全く検討も付かず、相葉は瞬きを繰り返す。
「おもしろく・・・なかった?」
「だから!んな事で怒ってんじゃねぇって言ってんだろ!?」
押さえつけられている肩が痛い。
「じゃあ、なにに怒ってんの!楽しかったなら良いじゃん!!」
逆切れし、下から二宮を睨み付けた。
「・・・あんたって、本当にバカですね。俺は、楽しくたって、身体壊したら意味ないって言ってんだよ!!」
「にの・・・?」
「無重力実験は楽しかったよ、確かにね!ロケの事も知ってたよ。だけどさ、あんなに何回もやるなんて聞いてねぇんだよっ!!」
相葉の上から怒鳴る。
「あんな何回も急上昇と急降下繰り返して、身体にいいわけないだろ?
それに、あのシャボン玉?苦しくなるまでやってんじゃねえよ!!お前、昔、病気やってんだろ?再発したらどうすんだよ!
全く、スタッフは何考えてんだ!?キャプテンもさ、最初からお前がやれっつーの!!」
まくし立てる二宮に相葉はしばし呆然としていたが、突然笑い出した。
「くふふふっ」
「何笑ってんだよ!」
更にきつく睨む二宮。
「だってぇ、にの、心配してくれたんでしょ?ふふっ、嬉しい!!」
言って、相葉は二宮の首に腕を回し、抱きついた。
「でもね、おれ、あの時よりも体重増えたし大丈夫だよ?」
「・・・分かってるよ!でも、心配なんだよっ!!」
強い力で抱きしめ返す。
「にの・・・苦しいよ?」
「もう少し!!」
「はぁい。くふふ、にの子供みたい。よしよーし」
二宮の背中を撫でながら、ゆらゆらと身体を揺らす。
「お前ね・・・・そういうこと言うと、子供じゃできない事するよ?」
「うん・・・。いいよ、して?」
「あいば・・・」
離れて相葉を見下ろす。
「おれ、いつもにのに心配ばっかりかけちゃうね。ごめんね?ありがとね。大好きだよ」
相葉からキス。
「俺もごめん。あまりの無茶ぶりに、ちょっと取り乱しちゃったけど、無事で良かった。よく頑張りましたね。お疲れ様」
二宮もキスを返す。
「まぁ、考えてみれば、心配かけない相葉さんなんてちょっと嫌だよね」
「しっつれいだな、もう!!」
見つめ合い、笑い合う。
そんな何気ないことが、2人の愛を深めるんです。
おわり
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