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小説の再編集とか、資料とか、必要な諸々を置いておくブログ
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「すごいねぇ・・・山田太郎。笑顔で人を失神させちゃうなんてさ」


相葉は画面から目を離すことなく呟いた。


「んふふ、なんてったって王子様ですからね」


画面の中では、太郎の笑顔に次々と女子生徒たちが倒れている。


「でもさ、実際にこんなふうに失神する人なんているのかなぁ?」


「・・・何言ってんの?したことあるでしょ、失神」


「・・・だれが?」


「あんたが」


「・・・ないよぉ。いつ?にのに?」


「俺以外に誰がいんのよ?俺見て、失神したことあるでしょうが」


「覚えがないんですけど?」


首を傾げて思い出そうとするが、全く思い当たる節がない様子の相葉。

それを見て、二宮がニヤリと笑った。


「・・・試してみる?」


「へ?」




*****

「・・・んっあぁ・・あっ・・・・あっ・・・にぃ・・・のぉ・・」


「何?相葉さん・・・・」


呼ぶ事に意味はないのだと分かっていても、二宮は意地悪く応える。


それを恨めしそうに見上げるが、その瞳は欲情に濡れていて、更に二宮を煽るだけだった。


「あぁっん・・・ん・・・はっ・・・だめぇ・・・あっ」


「んっ・・・はっ・・・そろそろ・・・?」


「うっん・・・もう・・・・おねがぁい・・・」


「んふふ・・・かわいい・・・ねぇ、俺を見て?」


相葉の頬に手を当てて、目線を合わせる。


「あっ・・・に、にのぉ?」


「・・あいば・・・・愛してるよ・・・・」


相葉にしか聞かせない極上のボイス。

甘くしっとりと絡みつくような声と視線に相葉はたまらなく感じた。

それを悟った二宮が激しく突き上げる。


「あぁっん・・・・あっ、あっ・・・・んっ・・・にのぉっ・・・・・あぁっ!」


強すぎる刺激に相葉の目の前がスパークし、真っ白になった。

そして静かに闇が訪れる。

その中で相葉が見たのは、大好きな二宮の顔だった。





隣で眠る愛しい人の頭を優しく撫でる。


「んふふ・・可愛いなぁ。いっつも経験してんのにねぇ、失神」


気付いてないんだもの。

ホント、素敵な子だわ。

意味が違うって?

俺の顔見て失神してんだから、同じ事でしょ?

さて、俺も寝ましょうか。



眠るお姫様に王子のキスを。



おわり
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