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小説の再編集とか、資料とか、必要な諸々を置いておくブログ
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「わん、つー、すりー、ふぉー・・・・」

発音の悪いカウントが部屋中に木霊している。

「・・・・」

「いえーい!わん!つー!」

そのカウントはどんどん大きくなり、その人物のテンションが上がっていくのが分かった。

「あっ・・・・はっ・・・ふっ・・・ん」

やがて、妖しい息遣いに変わる。

「・・・・すてき」

それをうっとりとした瞳で見つめ、呟く男がひとり。

「えー?にの・・・、なんかっ・・はっ・・・言ったぁ?」

「いいえ、何も。良く頑張るなぁと思って」

先ほどから、テンション高くカウントをしているのは相葉。

それを妖しい目つきで見つめているのは二宮だ。

「にのも・・・やろうよっ、びりーっ!!はっ・・・楽しいよ?わん、つー・・・」

二宮の方を振り返り、一緒にと誘う。

相葉はビデオの中の男の号令に従って体を動かす。

相葉が行っているのは、今話題のビリーズ・ブート・キャンプ。

「俺はいいよ。疲れるもん。それより相葉さん見てる方がよっぽど楽しいvv」

「えー?おれ、動きへん?間違ってる?」

どうやら、自分の動きがおかしくて楽しいと言われていると勘違いしたらしい。

「変じゃないですよ?ちゃんと出来てる」

「ほんと?」

「うん、あ、ほら次スクワット!!」

「あ、うん!はいっ、わん!つー・・・」

再び画面に集中し始めた。

「んふふ・・・ホントに素敵。いい眺め・・・ああ、おしりが可愛いっ・・・」

二宮が見ているのは、相葉の上気した顔と動きに合わせて揺れている腰と、おしり。

そんなこととは知らない相葉は、一生懸命だ。

二宮の前で、惜しげもなく腰やお尻を揺らしてみせる。

そのたびに二宮の顔はだらしなく緩む。

「ヴィクトリー、いぇい!」

相葉が両手を挙げて叫んだ。

どうやら終わったみたいだ。

「あー楽しかったvv」

手で汗を拭いながら、二宮の隣に座る。

「・・・あいばさん」

「んー?」

「俺、もうダメだ」

「へ?」

何を言っているのかと二宮の方を見ようとした途端、相葉の視界が反転した。

「ちょ、に、にの?」

上には二宮。

「どれくらい筋肉ついたか、俺が確かめたげるvv」

「えっ?あっ・・・ん・・・にのぉ・・まって・・・」

Tシャツを捲り上げ、横腹を撫で回す。

「あ、ここら辺ちょっと絞まって来てんじゃない?」

ペロッ。

「やっん・・・もぉ・・・やだ!まって!」

二宮の頭を叩く。

「何でよ?」

愛撫する手はそのままに、二宮は少し眉を寄せた。

「んっ・・・だってぇ、おれ汗くさい・・・」

恥ずかしそうに言う相葉に、二宮から笑みが漏れる。

「・・・んふふ。そんなの気にしなくていいの。相葉さんの匂いと味が濃くなって、いい感じよ?」

「なっ!もう、へんたい!!あんっ・・・・」

「その変態が大好きなくせにぃ」

「ばかっ・・・んっ・・・ああ・・・にのぉ・・・・あっ、あっ・・・」


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