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小説の再編集とか、資料とか、必要な諸々を置いておくブログ
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「ふえー、疲れたぁ」



雑誌の企画で、クッキー作りを終えて帰宅してきた相葉は、ソファーに身を沈めて大きく息を吐いた。




その隣に一緒に帰宅した、これまた一緒にクッキー作りに挑んだ大野が座る。




「くふふ。今日楽しかったねぇ、キャプテン」




大野に身を寄せ楽しげに笑う。




「うん。楽しかったし、うまかった」




「ね!そうだ、おれの作ったキャプテンクッキーどうだった?」




「うまかった!」




「もう。そうじゃなくてさぁ」




大野の服の裾を引っ張る。





「あ、相葉ちゃんもうまかった」




「え?おれのクッキー食べてないよ?」





持って帰ってきたもん。




ほら、と自分の顔型クッキーを大野に見せる。




「それのことじゃなくて、相葉ちゃん自身がうまかったんだよ」





そう言って、相葉の唇に指で触れた。




クッキー作りで、メンバーの顔型クッキーを作り、最後に大野の顔を二人で食べた。




その時、顔の端と端をポッキーゲームのように同時に食べたのだが
それほどの長さがなかったために最終的に唇が触れてしまったのだ。



大野の言わんとすることを理解した相葉は頬を染める。



「やだぁ、キャプテン。なんか言い方がスケベっぽいよぉ」




「おう!おれはスケベなんだぞ!」




「うひゃひゃ。キャプテンが開き直った!かっこいい!!」




「おう!俺はかっこいいスケベなんだ!」




「うひゃひゃ。なにそれぇ」




「だから今から相葉ちゃんを食べるんだ」



へ?




「トウッ!」




掛け声とともに相葉をソファーに押し倒す。




「ひゃあっ」





驚いた相葉は悲鳴に近い声を上げた。




そして・・・




「きゃぷてん・・・・くふふ」




「なに笑ってんの?」




「んー?だって、ホントにかっこいいから」




下から見上げる大野は本当に男らしく、格好が良くて。




「おれってば、メロメロだぁ」




「俺も。相葉ちゃんにメロメロだよ」




額にキスを落とす。




「ねぇ、キャプテンクッキーはおれが作ったけど、今度はきゃ・・・智がおれをつくって?」




智の好きなように・・・おれを作り上げて欲しい。




「・・・うん。俺のサイコーの作品を作るよ」




俺の一生をかけてね。






おわり
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