小説の再編集とか、資料とか、必要な諸々を置いておくブログ
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いつも思ってる訳じゃない。
でも、時々思うことがある。
にのはずるい。
大好きなにの。
カッコよくて、可愛くて、頭が良くて、面白くて。
運動神経も抜群で、お芝居も上手い。
ダメなときはちゃんと叱ってくれる。
頑張ったときは誰よりも褒めてくれる。
おれのことを一番理解してくれて、一番分かろうとしてくれる。
この世で一番好きなひと。
でもね、時々思うの。
にのってずるい。
ほら、今だって!!
なんなのその笑顔!
嬉しそうにしちゃってさっ!
*****
今日は年末の特番のスタジオ収録。
たくさんのスポーツ選手が集まって、おれのテンションも最高潮。
楽しくて仕方がなかった。
隣のチームのにのも楽しそう。
にのも、野球大好きだから、テンションも超高いみたい。
本当に楽しかったんだよ?
でもさ、納得行かないことがある。
にのがスペインにロナウジーニョに会いに行ったロケのこと。
にの、出発前に何て言った?
『相葉さん、俺がいない間はいつもより気をつけて。誰の誘いも乗っちゃダメ。帰ってきたらたっぷり相手してあげるから・・・・・。
仕事じゃなきゃ絶対ぇ行かねぇのにな。あんた残して行くなんて心配すぎて、また寝れねぇよ』
って、言ったよね?
おれ、ちゃんと言いつけ守ったよ?
よく分かんないけど、いつもより誘われることも多かったけど、淋しいし、行きたかったけど、我慢したよ!!
確かに帰ってきてから、にのにたっぷり甘やかしてもらったし、すっごく幸せだったし、嬉しかった。
でも、納得行かない!!
『ロニー!愛してる!!』
何だよ!?
SHEILAが一緒なんて聞いてない!!
手繋いじゃったりして!
ロナウジーニョとも抱き合っちゃってさ!
おれ、一生懸命我慢したのに・・・・。
分かってるよ、仕事だもん。
あんなスーパースターに会えることなんて滅多にないし、にのはちゃんと仕事したんだ。
でも、でもでもでも!!
おれのこのやり場のない怒りは、何処に持っていけばいいの!?
にののばか。
おれが、同じことすれば途端にご機嫌ナナメになるくせに。
なんか、納得いかなーい!!
―収録後
「相葉さーん、帰ろっ」
「・・・・おれ、今から野球チームの人と飲みに行く約束したから、にの先に帰って」
「は?何言ってんの、そんなのだめに決まってるでしょ?帰るよ」
「・・・いや」
「あ?何拗ねてんだよ?」
「・・・・にのはずるい」
「は?」
意味が分からないって顔して首を傾げるにの。
眉間にしわが寄って、ちょっと怖い。
「にの、ずるいよ。俺にはあれはダメ、これはダメって言うくせに・・・・」
自分ばっかり・・・・おれが嫉妬しないとでも思ってんの?
「・・・ふふっ、相葉さんったらかぁわいいっ!ヤキモチやいてんだぁ」
「う、うるさいっ!!おれだって・・・・」
「うん?」
「おれだって、思ってるんだよ!」
にのはおれのもの。
他の誰にも笑いかけて欲しくない。
誰の誘いにも乗らないで。
そんなこと言えないけど。
いつだって思ってるんだから!
それを言えるにのが羨ましい。
それを言えないおれを分かってるにのはずるい。
「相葉さん、良いんだよ言って。あんたは俺に・・・それを言える権利があるんだ。あんただけが言って良いんだよ」
「にの・・・」
「んふふ、それに・・・あんたの言葉が俺を縛るなんて、考えただけで感じちゃう」
「ばっ!な、何言ってんだよ、ばか!!」
「あははっ!照れてんのー。かぁわぁいい!」
「うるさい、ばか」
「ふふっ、相葉さん帰ろ?俺はあんたに行って欲しくない」
もう、ほんとにずるいひと。
そう言われたら行けないこと、分かってるくせに。
「行かないよ!にのと帰るっ!!」
「んふふ、良かった」
「その代わり、帰ったらずっといちゃいちゃして!!」
「もちろん」
いやだって言っても離さないよ。
耳元で言われて足元から崩れそうになる。
そんなおれを見て、にのが笑った。
やっぱりずるい。
おれだけがこんなになるなんて。
悔しかったから、思いっきり首根っこ掴んで唇に噛み付いてやった。
おわり
でも、時々思うことがある。
にのはずるい。
大好きなにの。
カッコよくて、可愛くて、頭が良くて、面白くて。
運動神経も抜群で、お芝居も上手い。
ダメなときはちゃんと叱ってくれる。
頑張ったときは誰よりも褒めてくれる。
おれのことを一番理解してくれて、一番分かろうとしてくれる。
この世で一番好きなひと。
でもね、時々思うの。
にのってずるい。
ほら、今だって!!
なんなのその笑顔!
嬉しそうにしちゃってさっ!
*****
今日は年末の特番のスタジオ収録。
たくさんのスポーツ選手が集まって、おれのテンションも最高潮。
楽しくて仕方がなかった。
隣のチームのにのも楽しそう。
にのも、野球大好きだから、テンションも超高いみたい。
本当に楽しかったんだよ?
でもさ、納得行かないことがある。
にのがスペインにロナウジーニョに会いに行ったロケのこと。
にの、出発前に何て言った?
『相葉さん、俺がいない間はいつもより気をつけて。誰の誘いも乗っちゃダメ。帰ってきたらたっぷり相手してあげるから・・・・・。
仕事じゃなきゃ絶対ぇ行かねぇのにな。あんた残して行くなんて心配すぎて、また寝れねぇよ』
って、言ったよね?
おれ、ちゃんと言いつけ守ったよ?
よく分かんないけど、いつもより誘われることも多かったけど、淋しいし、行きたかったけど、我慢したよ!!
確かに帰ってきてから、にのにたっぷり甘やかしてもらったし、すっごく幸せだったし、嬉しかった。
でも、納得行かない!!
『ロニー!愛してる!!』
何だよ!?
SHEILAが一緒なんて聞いてない!!
手繋いじゃったりして!
ロナウジーニョとも抱き合っちゃってさ!
おれ、一生懸命我慢したのに・・・・。
分かってるよ、仕事だもん。
あんなスーパースターに会えることなんて滅多にないし、にのはちゃんと仕事したんだ。
でも、でもでもでも!!
おれのこのやり場のない怒りは、何処に持っていけばいいの!?
にののばか。
おれが、同じことすれば途端にご機嫌ナナメになるくせに。
なんか、納得いかなーい!!
―収録後
「相葉さーん、帰ろっ」
「・・・・おれ、今から野球チームの人と飲みに行く約束したから、にの先に帰って」
「は?何言ってんの、そんなのだめに決まってるでしょ?帰るよ」
「・・・いや」
「あ?何拗ねてんだよ?」
「・・・・にのはずるい」
「は?」
意味が分からないって顔して首を傾げるにの。
眉間にしわが寄って、ちょっと怖い。
「にの、ずるいよ。俺にはあれはダメ、これはダメって言うくせに・・・・」
自分ばっかり・・・・おれが嫉妬しないとでも思ってんの?
「・・・ふふっ、相葉さんったらかぁわいいっ!ヤキモチやいてんだぁ」
「う、うるさいっ!!おれだって・・・・」
「うん?」
「おれだって、思ってるんだよ!」
にのはおれのもの。
他の誰にも笑いかけて欲しくない。
誰の誘いにも乗らないで。
そんなこと言えないけど。
いつだって思ってるんだから!
それを言えるにのが羨ましい。
それを言えないおれを分かってるにのはずるい。
「相葉さん、良いんだよ言って。あんたは俺に・・・それを言える権利があるんだ。あんただけが言って良いんだよ」
「にの・・・」
「んふふ、それに・・・あんたの言葉が俺を縛るなんて、考えただけで感じちゃう」
「ばっ!な、何言ってんだよ、ばか!!」
「あははっ!照れてんのー。かぁわぁいい!」
「うるさい、ばか」
「ふふっ、相葉さん帰ろ?俺はあんたに行って欲しくない」
もう、ほんとにずるいひと。
そう言われたら行けないこと、分かってるくせに。
「行かないよ!にのと帰るっ!!」
「んふふ、良かった」
「その代わり、帰ったらずっといちゃいちゃして!!」
「もちろん」
いやだって言っても離さないよ。
耳元で言われて足元から崩れそうになる。
そんなおれを見て、にのが笑った。
やっぱりずるい。
おれだけがこんなになるなんて。
悔しかったから、思いっきり首根っこ掴んで唇に噛み付いてやった。
おわり
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