小説の再編集とか、資料とか、必要な諸々を置いておくブログ
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本日、日本テレビにて宿題君の収録日。
だが、ワタクシ二宮和也はただ今、「志村どうぶつ園」のスタッフルームに来ております。
何故って?
それは・・・・あるモノを探して頂戴しにね、来たんですよ。
あれだけは・・・俺の手元に持っておかねばなりません!
盗みは犯罪?
馬鹿なこと言わないで下さい。
盗みなんてしませんよ。
正々堂々、真っ向勝負です。
大丈夫、絶対怪しまれる事はないから。
さあ、行きますよ!
「どうも、おはようございまーす」
「あれ、二宮君。おはようございます。どうしたんですか?」
「宿題君の収録でーす」
「ああ、そっか。で、今日はどんなお題なの?」
ほらね。
んふふ、これぞ日ごろの成果ってヤツですよ。
全く怪しまれる事なく潜入成功です。
おバカな企画を考えてくれてるスタッフに、今日ばかりは感謝しますよ。
「この間は、相葉君の短所だったよね?今度は長所?」
「・・・いえ・・・・」
そんな事はあなたたちに聞かなくても、充分知ってますから!!
「あ、じゃあ・・・おまぬけエピソードとか?」
「そりゃ、ありすぎるくらいあるからなぁ・・・・ほら、この間のアレとか、すごかったよな?」
「ああ!アレね。アレはやばいくらいにおまぬけだったなぁ。いや、ある意味天才だけど」
・・・・相葉さん、どんな事をみんなの前でしてんですか?
是非とも聞きたい!けど、それはまた今度の機会にして・・・。
任務を遂行せねば!!
「今日はですね、番組で使った小道具を何点か・・・」
「ああ、小道具ね。被り物とか?」
「ええ。」
「あっちの方にあるよ。使えそうなの適当に持って行って良いよ」
「ありがとうございます。では・・・」
さて・・・ワタクシのお目当てのモノは・・・。
あ!
ありました!!
んふふ・・・これこそ俺が探していたモノ。
こいつのせいで、俺は眠れぬ日々を過ごしたんですから。
ここからが腕の見せ所ですよ!
「あ、これ可愛い!あの、ここにあるのって、貰えたりしませんよねぇ・・・」
欲しいなぁ・・・・。
と、ここでおねだりビーム!!
「えーと・・・、たぶんもう使わないし、良いんじゃないかな?」
相手の目が泳いでる・・・もう一息ですね。
「じゃあ、これとかもらっちゃっても大丈夫ですか?」
ちょっと鼻にかかった声で、上目遣い。
「・・・ああ、良いよ。持ってきな」
はい、大成功。
「わぁ、ありがとうございます!!それじゃ、失礼しまーす」
まだまだ・・・・。
ここまで離れたら良いかな?
よしっ!!
ああ、おもいっきりガッツポーズしちゃいました。
誰も見てないよね?
んふふ、ゲットできましたよ。
まぁ、カモフラージュに他の小道具も何点かもらっちゃいましたけど。
それはそれで使えそうですしね。
ああ・・・、手の中のモノを眺めるだけで顔がにやけちゃう・・・・いやいや、ここは公衆の面前です!
もうちょっとの間は、カッコいいニノちゃんでいないとね。
さぁ、今日の夜が楽しみだなぁ・・・・。
本日のお仕事終了。
二宮と相葉は2人でご飯を食べた後、二宮の家に来ていた。
先にお風呂に入った相葉は、二宮の部屋でくつろぐ。
「あーいばさんっ。」
「うわっ!にの!急に後ろから抱きつかないでよ、びっくりするでしょぉ」
「ふふっ。ごめんねー・・・」
カチャ。
「え?なに?今カチャって・・・・ええっ!なにこれ!?」
相葉は驚いて二宮の方を見る。
「んふふ、さて何でしょう?見覚えあるでしょ?」
「ええっ・・・あ!これ、ジェームズ!!」
「大正解!あんたが番組でつけたてたジェームズの首輪。と、リードもね♪」
首輪にリードを取り付ける二宮。
「リードもね♪って!!なんでおれに着けるの!っていうか、なんでにのがそんなの持ってんの!?」
「えー?そりゃあ、日ごろの行いが良いからさ」
「は?意味わかんないんだけど」
疑うような視線を二宮に送る。
「そんな目で見ないでよ。今日さ、たまたまスタッフルームを通りかかってさ、いつも相葉さんが出てる番組だし、ちょっとね覗かせてもらったの。
そしたらさ、小道具がいっぱいあってね。可愛くてさー、可愛い可愛いって言ってたら、くれるって言うもんだから、ついもらっちゃった♪」
「ふーん・・・。で、よりによって、なんでこれなの?」
「・・・他にも色々もらったよー。でもさ、これが一番あんたに似合うと思って・・・」
実際、似合ってるし。
「に、似合ってないよ。それにこれが似合うって、なんか嬉しくないし・・・」
そう言って、首輪を引っ張り首を振る。
その姿があまりにも似合っていて、二宮の唇がつり上がる。
「えー・・・、俺は似合ってると思うよ。今まであんたがしてきた被り物や、コスプレのどれよりもね・・・・」
二宮の声が幾分低くなった。
「にの?」
「何ですか?」
「なんか・・・怒ってる?」
「・・・何で、そう思うの?」
「なんとなく・・・、勘?」
そう答えた相葉を見て、クスリと笑う。
「間違ってないけど、正解でもないかな・・・?」
「どういう意味?」
「怒ってるわけじゃない。けど、笑っていられるほど穏やかでもない」
二宮の言っている事がよく分からない。
相葉は首を傾げて二宮を見つめた。
そんな相葉に近づき、頬を撫でる。
「・・・ホント罪な男だね、あんたって。いつも俺を翻弄する」
「にの・・・いっ!」
突然、二宮がリードを思いっきり自分の方へ引き寄せた。。
そのせいで二宮と相葉の距離が更に近くなる。
「な、なに?にの、痛いよ」
驚いたのと突然の痛みに、目に涙を溜めて相葉が二宮を睨んだ。
「言ったでしょ?怒ってないけど、笑ってられるほどじゃないって・・・」
リードを引く手に力が篭る。
首輪がギリギリと悲鳴をあげた。
「ちょ、にのっ!?」
二宮の真剣な眼差しにぶつかり、相葉は戸惑った。
いつものことだが、二宮をイラつかせている原因が分からない。
怒ってないと言いながら、二宮の瞳には明らかに怒りの色が見て取れた。
不安げに二宮を見つめる。
「・・・分かってないんだね。そこもあんたらしいよ・・」
二宮が自嘲気味に笑った。
「好きだよ、相葉さん」
「わっ!んっ・・・・・」
首輪を掴んで引き寄せると、相葉に口付けた。
「んっ、くちゅ・・・ん、はぁっ・・・」
深い口付けに相葉の手足から力が抜けて、膝立ちの体勢から床に崩れ落ちた。
そんな相葉を見下ろし、二宮は立ち上がる。
「にぃのぉ・・・」
二宮のズボンの裾を掴んで見上げた。
「何?」
立ったまま相葉を見下ろす二宮。
「どっか、行っちゃうのぉ・・・?」
「・・・行かないよ。何で?」
「だって・・・」
二宮が立ち上がったことで、自分から離れようとしていると思ったようだ。
相葉の瞳に不安の色が濃く浮かぶ。
二宮が離れていく事を恐れている相葉の姿は、二宮の機嫌を良くした。
「相葉さん・・・さっきも言ったけど、俺は怒ってるわけじゃないんだよ。ただ、あんたに自覚して欲しいんだ」
「じ・・・かく?」
二宮はしゃがんで、相葉と目線を合わせる。
「俺ね、あんたが頑張ってるのテレビで見てるとすっげぇ嬉しいの・・・でもさ、逆に喜べない自分もいてね」
「に、にの・・・・?」
「矛盾してるんだけど、ホントそうなんだよ。みんなに可愛がられて、楽しそうにしてて。
良いことなのに、俺のいない所で何笑ってんだって、思っちゃうんだ。それにね、コレ・・・・」
首輪に手をかけ、再び相葉を自分に引き寄せる。
「うっ・・・・」
首輪が皮膚に食い込んで、相葉が唸り声を上げた。
相葉の顔を上向かせ、二宮が低い声で言う。
「コレをテレビであんたがしてるの見た時もね、誰がこんな格好みんなの前にさらして良いって言ったよ?って思った」
そう、これはただの嫉妬。
自分の心の狭さから来るただのエゴ。
「にの・・・」
「相葉さんが悪いんじゃない。俺の勝手な想いだって分かってる。だから、怒る理由はないんだ。ただ、俺がそう思ってる事をあんたに自覚して欲しい・・・」
片方の手で相葉の頬を優しく撫でる。
首輪をギリギリと締め付けているのと同じ人物の手とは思えないほどに優しく。
そのギャップに戸惑い、二宮を見た。
二宮の切ない瞳とぶつかって、相葉は自分の愚かさを思い知らされる。
二宮から感じるのは怒りだけではない。
痛いほどの愛情。
両方の手に、矛盾する彼の感情が表れていた。
首に感じる痛みなんて比じゃないくらいに、胸が痛い。
ああ、どうして自分はこの人をこんなにも不安にさせてしまうのだろう。
どうしたら彼の心を鎮めてあげられる?
「・・・にの、ごめんなさい。おれ、ばかだからすぐににのを怒らせて。でも、にのがダメっていうことは絶対しないから。だから・・・」
おれを嫌いにならないで。
自分に出来る事は、これだけ。
情けないけど、ただ彼に縋る。
そんな相葉を見て二宮は首輪にかけていた手を離した。
その代わりに両手で相葉の顔を包み込む。
相葉の言葉は少なからず、二宮の独占欲を満たした。
「いつも言ってるでしょ?俺があんたを嫌いになるわけないって。大好きだもん、あんたの事」
「にのぉ・・・おれもだいすきぃ。にのがいなきゃ・・・やだよぉ」
潤んだ瞳から雫が溢れて流れた。
「分かってるよ・・・。だから、怒ってるわけじゃないって言ってるじゃない。この子はもう、しょうがないねぇ・・・」
「ん・・・」
その雫を自らの唇で拭い取り、唇に吸い付いた。
「んあっ・・・はぁ・・・・ん」
相葉の口から甘い息が漏れる。
二宮の服を掴んで、崩れそうになる身体を支えた。
再び二宮が自分から離れないように。
相葉のその態度に思わず笑みが浮かぶ。
二宮は唇を離すと、相葉の手を外し立ち上がろうとする。
「に、にのっ・・・・」
焦った相葉が強く服を掴んだ。
「なぁに?相葉さん」
わざと分からない振りで相葉を見る。
「ん・・・・」
涙目で二宮を見上げながら、くいくいと服の裾を引っ張る。
相葉は、自分から「して欲しい」とは言わない。
こういう時、普段の空気を読まない、騒がしい一面は鳴りを潜め、ただただ二宮を見つめる。
いつもその態度で、その目で二宮に訴えてくるのだ。
キスして欲しい。
触って欲しいと。
それが二宮だけが知る相葉の姿。
潤んだ瞳を二宮へ向け、半開きの口が微かに動く。
「にの、おねがい」・・・と。
その姿に二宮の独占欲は完全に満たされる。
同時に湧き上がってくるのは支配欲。
彼の細い首には二宮の着けた首輪。
首輪から伸びているリードは、自分の手元へと続いている。
二宮は相葉を見下ろして妖しく笑った。
目は口ほどにものを言うとはよく言ったもので。
自分の動き1つ1つに反応して、揺らぐ相葉の瞳がたまらなく征服感を煽る。
欲情を刺激する。
「ねぇ・・・相葉さん。俺にどうして欲しいの?」
ズボンの裾を掴んだままの相葉を見下ろした。
「え?そんなの・・・・」
言えないと、頬を赤くして目を逸らす。
「言えないの?しょうがないね。・・・・じゃあさ、態度で示してよ?」
「たいど・・・?」
どうすれば良いのか分からず首を傾げる相葉。
「俺にどうして欲しいのか・・・・あんたが俺にやってみせて?」
「えっ・・・・おれが、するの?」
「うん。だって俺には分かんないもん、あんたが俺に何を求めてるのか。でも、言えないんでしょ?だからやってみせてよ、俺に分かるようにね。
丁度良いじゃん。今の相葉さん、ジェームズだもんね。ジェームズは喋んないでしょ?」
手元にあるリードを振ってみせる。
「そんな・・・・」
二宮の言葉に打ちひしがれる相葉。
「出来ないの?」
床に座ったまま俯いた相葉を、リードを引いて上向かせると、深いキスを仕掛ける。
「はっ、ん・・・・・」
息さえ飲み込まれそうな激しさに、相葉は座っている事すら出来なくなり、後ろへ倒れそうになる。
二宮は、片方の手でしっかりとリードを握りこんで相葉が倒れないようにすると、もう片方の手で相葉のわき腹を撫で、そのまま下の方へと下ろしていく。
「あっん・・・・はぁ・・・んっ!!」
相葉自身に手を伸ばし、やんわりと触れると、身体が跳ね上がった。
徐々に二宮が触れている部分が熱を持ち始める。
そんな相葉の反応を確認した二宮は、唇を離すと同時に触れていた手も離してしまう。
「あっ・・・なんでぇ?」
急に止められた行為に、相葉は泣きそうになりながら二宮を見た。
「さっきから言ってるじゃない。俺がしたい事じゃない、相葉さんがして欲しい事をやってみせてって」
そう言って二宮はリードを持ったまま、相葉から離れ、近くの椅子に座った。
「うー・・・にのぉ・・・」
相葉は二宮を見つめ、必死に訴えかけるが二宮に動く気配はない。
ただにっこり笑って相葉を見つめている。
この状況を打破するには、自分が動くしかないという事は分かっている。
分かってはいるが、恥ずかしくてたまらない。
しかし、このままやり過ごせるような状況ではない事も確かで。
相葉はぎゅっと目を瞑ると、決意を固め動き出した。
二宮の元へ歩み寄ろうとして、足に力が入らない自分に気付く。
先ほどの二宮からの刺激で、完全に力が抜けてしまっているようだ。
「んっ・・・・にのぉ、立てない・・・」
あひる座りのまま二宮に助けを求めた。
「立たなくても良いじゃない。相葉さんジェームズなんだから。それより、早くおいで。来ないなら俺、寝ちゃうよ?」
椅子からは動かずに、リードをクイっと引っ張り二宮が催促する。
「んっ!い、いくから・・・まってて」
足に力が入らない相葉が二宮の元へ行くにはこれしかないと、相葉は両手を床につき、膝を立てた。
所謂、四つん這い。
その姿はあまりにも扇情的で、二宮の中の加虐心を刺激する。
「相葉さん・・・下、脱いでおいで?」
「えっ!?」
「どうせ脱ぐんだもん、その方が早いでしょ?大丈夫、上着が長いから見えないよ」
「そんな・・・・にのぉ」
必死に訴えても、今日の二宮は助けてくれない。
恥ずかしさに耐えながら、おずおずと自分の服に手を掛け脱ぎ捨てた。
二宮の言うとおり上着が長いため見えはしないが、心もとない。
「ほら相葉さん、はぁやく」
「うー・・・」
再び両手と膝を床につけ、戸惑いがちに二宮へと近づいていく。
少しリードを強く引いてやれば、顔をしかめて睨み付けてくる。
「んふふ・・・・かぁわいい」
「にのぉ・・・」
二宮の足元までたどり着くと恥ずかしさと、これから始まる行為への期待が入り混じった眼で見つめる。
「よく出来ました。えらいね」
そう言って頭を撫でてやると、嬉しそうに眼を細める。
「で、どうすんの?」
「う、うん・・・」
二宮の足の間に身体を滑り込ませ、腿に手を置いて膝立ちすると、二宮の唇に触れた。
最初は恐る恐る触れていたそれが、次第に大胆になり、相葉の舌が二宮の口腔内へと入り込んでくる。
「はっん・・・くちゅ・・・はぁ」
自ら仕掛けたキスに感じ、目元を赤くさせている相葉は本当に艶やかで綺麗だ。
唇を離すと二宮のシャツを捲り上げ、わき腹にキスをした。
「んっ・・・ちょっと、あんた。そんな事どこで覚えてきたのよ」
不意の刺激に思わず声を出してしまった二宮は悔しそうに相葉を見た。
「くふふっ、にの感じちゃったね。かわいいっ」
「・・・あんたに言われたくないよ。次は?どうすんの?」
不機嫌に答える二宮に気分を良くした相葉は、二宮の前に座り込むとズボンから二宮自身を取り出す。
まだ反応を始めていないそれを、相葉は自分の口腔内へと誘った。
二宮の足の間に顔を埋め、行為に没頭する。
二宮の反応が気になるのか、時々上目遣いで二宮の表情を窺う姿が何とも可愛らしく、二宮の欲情を煽る。
「・・・くっ、はぁ・・・あんた、ホント犬みたい・・・ぺろぺろ舐めて・・・そんな好きなの?」
二宮の凌辱的な言葉に、眉根を寄せて二宮に非難めいた視線を送る。
「んふふ・・・睨んじゃって、可愛いね。腰、動いてるよ?」
二宮の言葉に、相葉は自分の腰が揺らいでいる事に気付き、顔を赤くした。
そんな相葉を愛しそうに見つめると、顔を上げさせ、キスをする。
「んっ・・・にの?」
「ふふっ、もう良いよ・・・次はどうしたい?」
リードを引き、自分の方に相葉を引き寄せた。
「ん・・・・」
二宮に促されて立ち上がると、二宮の膝の上に向かい合わせに座って腕を首に絡める。
「あいばさん・・・当たってんですけど」
そう言って、わざと腰を揺らし相葉を刺激する。
「あっん、もう・・・にのっ!」
「んははっ・・・ごめん、次は?あんたの好きにして?」
恨めしげに二宮を見る相葉に、ごめんの意味を込めてキスをした。
それだけで機嫌が良くなった相葉は、一度ぎゅっと抱きつくと、二宮の手を取る。
そのまま自らの口へと運び、先ほどの行為の続きのように舐め始めた。
「ん・・・ぺろ・・・・ちゅん・・・ちゅぱ」
しばらく続けた後、相葉はその指を自分の蕾へと導く。
「んあっ・・・・んっ、ん・・・にのぉ・・・うぇ・・・」
入り込んできた指先は相葉の良いところになかなか当たらず、とうとう相葉が泣き出した。
「ごめんね?ここまで良く出来ました。大好きだよ」
優しく囁き、頭を撫でてやると首にしがみついて泣きじゃくる。
相葉の涙を唇で拭い取ると、相葉の中に入っている指を動かし始める。
「あはっ、ん・・・だめっ、あっ、あ」
的確に良いところばかりを攻めてくる指先に、相葉は喘ぐしか出来ない。
「あいばさん・・・そろそろ、いくよ?」
確認すると、二宮にしがみついたまま、こくんと頷く。
「じゃあ、ベッドいこうか?」
「え?うわっ!」
相葉を抱えたまま移動するとベッドへダイブする。
相葉の上着を脱がせると、自分も服を脱ぎ見詰め合う。
「ふふっ、相葉さん。裸に首輪って卑猥だね・・・すっごい似合ってるけど」
「も、もうっ!言わないでぇ」
「ごめん、ごめん。ほら、いくよ・・・?」
二宮の熱い欲望が入ってくるのを感じ、相葉は眉を寄せる。
「ああっ、にの、にのぉ・・・・んっ!」
完全に収まると、ゆっくりと動き出す。
「はぁ、ん・・・あっ、あ」
「あいばっ・・・・んっ、俺だけを見て?俺だけ・・・感じてイって?」
二宮の動きがだんだんと早くなり、絶頂へと2人で駆け上がる。
「んっ、あぁ・・・にっのだけぇ・・・んあっ!イっちゃ・・・ああっ!」
*****
「次、これ!!うひゃひゃっ!超かわいいい!ひゃはっ」
「ねぇ・・・もういいでしょ?」
「まだ!つぎ、こっち。おお、似合う似合う。ね、ニャーって言って!」
行為後、もらってきた被り物に夢中なのは相葉。
被らされているのは二宮だ。
今被っているのはパンダの被り物なのに、何故かニャーと鳴けと言われて二宮は呆れ果てた。
「パンダはニャーじゃないと思うよ・・・?」
「だって分かんないんだもん、良いじゃんニャーって言って!!」
「にゃー・・・」
「うわぁ、かわいいっ」
そう言ってはしゃぐ相葉の首には、いまだ首輪がつけられたままだ。
「あんたの方がよっぽど可愛いんですけど・・・」
「ふぇ?なんか言った?」
「・・・別に。パンダだって、人を襲うって言ったんです」
「え?うわぁ!」
そのまま相葉を押し倒す。
「んふふ、パンダに食われる子猫ちゃん・・・悪くないね」
いただきます。
「ちょ、にの・・・だめっ・・・・あっ」
相葉さん、ご馳走様ですvv
おわり
だが、ワタクシ二宮和也はただ今、「志村どうぶつ園」のスタッフルームに来ております。
何故って?
それは・・・・あるモノを探して頂戴しにね、来たんですよ。
あれだけは・・・俺の手元に持っておかねばなりません!
盗みは犯罪?
馬鹿なこと言わないで下さい。
盗みなんてしませんよ。
正々堂々、真っ向勝負です。
大丈夫、絶対怪しまれる事はないから。
さあ、行きますよ!
「どうも、おはようございまーす」
「あれ、二宮君。おはようございます。どうしたんですか?」
「宿題君の収録でーす」
「ああ、そっか。で、今日はどんなお題なの?」
ほらね。
んふふ、これぞ日ごろの成果ってヤツですよ。
全く怪しまれる事なく潜入成功です。
おバカな企画を考えてくれてるスタッフに、今日ばかりは感謝しますよ。
「この間は、相葉君の短所だったよね?今度は長所?」
「・・・いえ・・・・」
そんな事はあなたたちに聞かなくても、充分知ってますから!!
「あ、じゃあ・・・おまぬけエピソードとか?」
「そりゃ、ありすぎるくらいあるからなぁ・・・・ほら、この間のアレとか、すごかったよな?」
「ああ!アレね。アレはやばいくらいにおまぬけだったなぁ。いや、ある意味天才だけど」
・・・・相葉さん、どんな事をみんなの前でしてんですか?
是非とも聞きたい!けど、それはまた今度の機会にして・・・。
任務を遂行せねば!!
「今日はですね、番組で使った小道具を何点か・・・」
「ああ、小道具ね。被り物とか?」
「ええ。」
「あっちの方にあるよ。使えそうなの適当に持って行って良いよ」
「ありがとうございます。では・・・」
さて・・・ワタクシのお目当てのモノは・・・。
あ!
ありました!!
んふふ・・・これこそ俺が探していたモノ。
こいつのせいで、俺は眠れぬ日々を過ごしたんですから。
ここからが腕の見せ所ですよ!
「あ、これ可愛い!あの、ここにあるのって、貰えたりしませんよねぇ・・・」
欲しいなぁ・・・・。
と、ここでおねだりビーム!!
「えーと・・・、たぶんもう使わないし、良いんじゃないかな?」
相手の目が泳いでる・・・もう一息ですね。
「じゃあ、これとかもらっちゃっても大丈夫ですか?」
ちょっと鼻にかかった声で、上目遣い。
「・・・ああ、良いよ。持ってきな」
はい、大成功。
「わぁ、ありがとうございます!!それじゃ、失礼しまーす」
まだまだ・・・・。
ここまで離れたら良いかな?
よしっ!!
ああ、おもいっきりガッツポーズしちゃいました。
誰も見てないよね?
んふふ、ゲットできましたよ。
まぁ、カモフラージュに他の小道具も何点かもらっちゃいましたけど。
それはそれで使えそうですしね。
ああ・・・、手の中のモノを眺めるだけで顔がにやけちゃう・・・・いやいや、ここは公衆の面前です!
もうちょっとの間は、カッコいいニノちゃんでいないとね。
さぁ、今日の夜が楽しみだなぁ・・・・。
本日のお仕事終了。
二宮と相葉は2人でご飯を食べた後、二宮の家に来ていた。
先にお風呂に入った相葉は、二宮の部屋でくつろぐ。
「あーいばさんっ。」
「うわっ!にの!急に後ろから抱きつかないでよ、びっくりするでしょぉ」
「ふふっ。ごめんねー・・・」
カチャ。
「え?なに?今カチャって・・・・ええっ!なにこれ!?」
相葉は驚いて二宮の方を見る。
「んふふ、さて何でしょう?見覚えあるでしょ?」
「ええっ・・・あ!これ、ジェームズ!!」
「大正解!あんたが番組でつけたてたジェームズの首輪。と、リードもね♪」
首輪にリードを取り付ける二宮。
「リードもね♪って!!なんでおれに着けるの!っていうか、なんでにのがそんなの持ってんの!?」
「えー?そりゃあ、日ごろの行いが良いからさ」
「は?意味わかんないんだけど」
疑うような視線を二宮に送る。
「そんな目で見ないでよ。今日さ、たまたまスタッフルームを通りかかってさ、いつも相葉さんが出てる番組だし、ちょっとね覗かせてもらったの。
そしたらさ、小道具がいっぱいあってね。可愛くてさー、可愛い可愛いって言ってたら、くれるって言うもんだから、ついもらっちゃった♪」
「ふーん・・・。で、よりによって、なんでこれなの?」
「・・・他にも色々もらったよー。でもさ、これが一番あんたに似合うと思って・・・」
実際、似合ってるし。
「に、似合ってないよ。それにこれが似合うって、なんか嬉しくないし・・・」
そう言って、首輪を引っ張り首を振る。
その姿があまりにも似合っていて、二宮の唇がつり上がる。
「えー・・・、俺は似合ってると思うよ。今まであんたがしてきた被り物や、コスプレのどれよりもね・・・・」
二宮の声が幾分低くなった。
「にの?」
「何ですか?」
「なんか・・・怒ってる?」
「・・・何で、そう思うの?」
「なんとなく・・・、勘?」
そう答えた相葉を見て、クスリと笑う。
「間違ってないけど、正解でもないかな・・・?」
「どういう意味?」
「怒ってるわけじゃない。けど、笑っていられるほど穏やかでもない」
二宮の言っている事がよく分からない。
相葉は首を傾げて二宮を見つめた。
そんな相葉に近づき、頬を撫でる。
「・・・ホント罪な男だね、あんたって。いつも俺を翻弄する」
「にの・・・いっ!」
突然、二宮がリードを思いっきり自分の方へ引き寄せた。。
そのせいで二宮と相葉の距離が更に近くなる。
「な、なに?にの、痛いよ」
驚いたのと突然の痛みに、目に涙を溜めて相葉が二宮を睨んだ。
「言ったでしょ?怒ってないけど、笑ってられるほどじゃないって・・・」
リードを引く手に力が篭る。
首輪がギリギリと悲鳴をあげた。
「ちょ、にのっ!?」
二宮の真剣な眼差しにぶつかり、相葉は戸惑った。
いつものことだが、二宮をイラつかせている原因が分からない。
怒ってないと言いながら、二宮の瞳には明らかに怒りの色が見て取れた。
不安げに二宮を見つめる。
「・・・分かってないんだね。そこもあんたらしいよ・・」
二宮が自嘲気味に笑った。
「好きだよ、相葉さん」
「わっ!んっ・・・・・」
首輪を掴んで引き寄せると、相葉に口付けた。
「んっ、くちゅ・・・ん、はぁっ・・・」
深い口付けに相葉の手足から力が抜けて、膝立ちの体勢から床に崩れ落ちた。
そんな相葉を見下ろし、二宮は立ち上がる。
「にぃのぉ・・・」
二宮のズボンの裾を掴んで見上げた。
「何?」
立ったまま相葉を見下ろす二宮。
「どっか、行っちゃうのぉ・・・?」
「・・・行かないよ。何で?」
「だって・・・」
二宮が立ち上がったことで、自分から離れようとしていると思ったようだ。
相葉の瞳に不安の色が濃く浮かぶ。
二宮が離れていく事を恐れている相葉の姿は、二宮の機嫌を良くした。
「相葉さん・・・さっきも言ったけど、俺は怒ってるわけじゃないんだよ。ただ、あんたに自覚して欲しいんだ」
「じ・・・かく?」
二宮はしゃがんで、相葉と目線を合わせる。
「俺ね、あんたが頑張ってるのテレビで見てるとすっげぇ嬉しいの・・・でもさ、逆に喜べない自分もいてね」
「に、にの・・・・?」
「矛盾してるんだけど、ホントそうなんだよ。みんなに可愛がられて、楽しそうにしてて。
良いことなのに、俺のいない所で何笑ってんだって、思っちゃうんだ。それにね、コレ・・・・」
首輪に手をかけ、再び相葉を自分に引き寄せる。
「うっ・・・・」
首輪が皮膚に食い込んで、相葉が唸り声を上げた。
相葉の顔を上向かせ、二宮が低い声で言う。
「コレをテレビであんたがしてるの見た時もね、誰がこんな格好みんなの前にさらして良いって言ったよ?って思った」
そう、これはただの嫉妬。
自分の心の狭さから来るただのエゴ。
「にの・・・」
「相葉さんが悪いんじゃない。俺の勝手な想いだって分かってる。だから、怒る理由はないんだ。ただ、俺がそう思ってる事をあんたに自覚して欲しい・・・」
片方の手で相葉の頬を優しく撫でる。
首輪をギリギリと締め付けているのと同じ人物の手とは思えないほどに優しく。
そのギャップに戸惑い、二宮を見た。
二宮の切ない瞳とぶつかって、相葉は自分の愚かさを思い知らされる。
二宮から感じるのは怒りだけではない。
痛いほどの愛情。
両方の手に、矛盾する彼の感情が表れていた。
首に感じる痛みなんて比じゃないくらいに、胸が痛い。
ああ、どうして自分はこの人をこんなにも不安にさせてしまうのだろう。
どうしたら彼の心を鎮めてあげられる?
「・・・にの、ごめんなさい。おれ、ばかだからすぐににのを怒らせて。でも、にのがダメっていうことは絶対しないから。だから・・・」
おれを嫌いにならないで。
自分に出来る事は、これだけ。
情けないけど、ただ彼に縋る。
そんな相葉を見て二宮は首輪にかけていた手を離した。
その代わりに両手で相葉の顔を包み込む。
相葉の言葉は少なからず、二宮の独占欲を満たした。
「いつも言ってるでしょ?俺があんたを嫌いになるわけないって。大好きだもん、あんたの事」
「にのぉ・・・おれもだいすきぃ。にのがいなきゃ・・・やだよぉ」
潤んだ瞳から雫が溢れて流れた。
「分かってるよ・・・。だから、怒ってるわけじゃないって言ってるじゃない。この子はもう、しょうがないねぇ・・・」
「ん・・・」
その雫を自らの唇で拭い取り、唇に吸い付いた。
「んあっ・・・はぁ・・・・ん」
相葉の口から甘い息が漏れる。
二宮の服を掴んで、崩れそうになる身体を支えた。
再び二宮が自分から離れないように。
相葉のその態度に思わず笑みが浮かぶ。
二宮は唇を離すと、相葉の手を外し立ち上がろうとする。
「に、にのっ・・・・」
焦った相葉が強く服を掴んだ。
「なぁに?相葉さん」
わざと分からない振りで相葉を見る。
「ん・・・・」
涙目で二宮を見上げながら、くいくいと服の裾を引っ張る。
相葉は、自分から「して欲しい」とは言わない。
こういう時、普段の空気を読まない、騒がしい一面は鳴りを潜め、ただただ二宮を見つめる。
いつもその態度で、その目で二宮に訴えてくるのだ。
キスして欲しい。
触って欲しいと。
それが二宮だけが知る相葉の姿。
潤んだ瞳を二宮へ向け、半開きの口が微かに動く。
「にの、おねがい」・・・と。
その姿に二宮の独占欲は完全に満たされる。
同時に湧き上がってくるのは支配欲。
彼の細い首には二宮の着けた首輪。
首輪から伸びているリードは、自分の手元へと続いている。
二宮は相葉を見下ろして妖しく笑った。
目は口ほどにものを言うとはよく言ったもので。
自分の動き1つ1つに反応して、揺らぐ相葉の瞳がたまらなく征服感を煽る。
欲情を刺激する。
「ねぇ・・・相葉さん。俺にどうして欲しいの?」
ズボンの裾を掴んだままの相葉を見下ろした。
「え?そんなの・・・・」
言えないと、頬を赤くして目を逸らす。
「言えないの?しょうがないね。・・・・じゃあさ、態度で示してよ?」
「たいど・・・?」
どうすれば良いのか分からず首を傾げる相葉。
「俺にどうして欲しいのか・・・・あんたが俺にやってみせて?」
「えっ・・・・おれが、するの?」
「うん。だって俺には分かんないもん、あんたが俺に何を求めてるのか。でも、言えないんでしょ?だからやってみせてよ、俺に分かるようにね。
丁度良いじゃん。今の相葉さん、ジェームズだもんね。ジェームズは喋んないでしょ?」
手元にあるリードを振ってみせる。
「そんな・・・・」
二宮の言葉に打ちひしがれる相葉。
「出来ないの?」
床に座ったまま俯いた相葉を、リードを引いて上向かせると、深いキスを仕掛ける。
「はっ、ん・・・・・」
息さえ飲み込まれそうな激しさに、相葉は座っている事すら出来なくなり、後ろへ倒れそうになる。
二宮は、片方の手でしっかりとリードを握りこんで相葉が倒れないようにすると、もう片方の手で相葉のわき腹を撫で、そのまま下の方へと下ろしていく。
「あっん・・・・はぁ・・・んっ!!」
相葉自身に手を伸ばし、やんわりと触れると、身体が跳ね上がった。
徐々に二宮が触れている部分が熱を持ち始める。
そんな相葉の反応を確認した二宮は、唇を離すと同時に触れていた手も離してしまう。
「あっ・・・なんでぇ?」
急に止められた行為に、相葉は泣きそうになりながら二宮を見た。
「さっきから言ってるじゃない。俺がしたい事じゃない、相葉さんがして欲しい事をやってみせてって」
そう言って二宮はリードを持ったまま、相葉から離れ、近くの椅子に座った。
「うー・・・にのぉ・・・」
相葉は二宮を見つめ、必死に訴えかけるが二宮に動く気配はない。
ただにっこり笑って相葉を見つめている。
この状況を打破するには、自分が動くしかないという事は分かっている。
分かってはいるが、恥ずかしくてたまらない。
しかし、このままやり過ごせるような状況ではない事も確かで。
相葉はぎゅっと目を瞑ると、決意を固め動き出した。
二宮の元へ歩み寄ろうとして、足に力が入らない自分に気付く。
先ほどの二宮からの刺激で、完全に力が抜けてしまっているようだ。
「んっ・・・・にのぉ、立てない・・・」
あひる座りのまま二宮に助けを求めた。
「立たなくても良いじゃない。相葉さんジェームズなんだから。それより、早くおいで。来ないなら俺、寝ちゃうよ?」
椅子からは動かずに、リードをクイっと引っ張り二宮が催促する。
「んっ!い、いくから・・・まってて」
足に力が入らない相葉が二宮の元へ行くにはこれしかないと、相葉は両手を床につき、膝を立てた。
所謂、四つん這い。
その姿はあまりにも扇情的で、二宮の中の加虐心を刺激する。
「相葉さん・・・下、脱いでおいで?」
「えっ!?」
「どうせ脱ぐんだもん、その方が早いでしょ?大丈夫、上着が長いから見えないよ」
「そんな・・・・にのぉ」
必死に訴えても、今日の二宮は助けてくれない。
恥ずかしさに耐えながら、おずおずと自分の服に手を掛け脱ぎ捨てた。
二宮の言うとおり上着が長いため見えはしないが、心もとない。
「ほら相葉さん、はぁやく」
「うー・・・」
再び両手と膝を床につけ、戸惑いがちに二宮へと近づいていく。
少しリードを強く引いてやれば、顔をしかめて睨み付けてくる。
「んふふ・・・・かぁわいい」
「にのぉ・・・」
二宮の足元までたどり着くと恥ずかしさと、これから始まる行為への期待が入り混じった眼で見つめる。
「よく出来ました。えらいね」
そう言って頭を撫でてやると、嬉しそうに眼を細める。
「で、どうすんの?」
「う、うん・・・」
二宮の足の間に身体を滑り込ませ、腿に手を置いて膝立ちすると、二宮の唇に触れた。
最初は恐る恐る触れていたそれが、次第に大胆になり、相葉の舌が二宮の口腔内へと入り込んでくる。
「はっん・・・くちゅ・・・はぁ」
自ら仕掛けたキスに感じ、目元を赤くさせている相葉は本当に艶やかで綺麗だ。
唇を離すと二宮のシャツを捲り上げ、わき腹にキスをした。
「んっ・・・ちょっと、あんた。そんな事どこで覚えてきたのよ」
不意の刺激に思わず声を出してしまった二宮は悔しそうに相葉を見た。
「くふふっ、にの感じちゃったね。かわいいっ」
「・・・あんたに言われたくないよ。次は?どうすんの?」
不機嫌に答える二宮に気分を良くした相葉は、二宮の前に座り込むとズボンから二宮自身を取り出す。
まだ反応を始めていないそれを、相葉は自分の口腔内へと誘った。
二宮の足の間に顔を埋め、行為に没頭する。
二宮の反応が気になるのか、時々上目遣いで二宮の表情を窺う姿が何とも可愛らしく、二宮の欲情を煽る。
「・・・くっ、はぁ・・・あんた、ホント犬みたい・・・ぺろぺろ舐めて・・・そんな好きなの?」
二宮の凌辱的な言葉に、眉根を寄せて二宮に非難めいた視線を送る。
「んふふ・・・睨んじゃって、可愛いね。腰、動いてるよ?」
二宮の言葉に、相葉は自分の腰が揺らいでいる事に気付き、顔を赤くした。
そんな相葉を愛しそうに見つめると、顔を上げさせ、キスをする。
「んっ・・・にの?」
「ふふっ、もう良いよ・・・次はどうしたい?」
リードを引き、自分の方に相葉を引き寄せた。
「ん・・・・」
二宮に促されて立ち上がると、二宮の膝の上に向かい合わせに座って腕を首に絡める。
「あいばさん・・・当たってんですけど」
そう言って、わざと腰を揺らし相葉を刺激する。
「あっん、もう・・・にのっ!」
「んははっ・・・ごめん、次は?あんたの好きにして?」
恨めしげに二宮を見る相葉に、ごめんの意味を込めてキスをした。
それだけで機嫌が良くなった相葉は、一度ぎゅっと抱きつくと、二宮の手を取る。
そのまま自らの口へと運び、先ほどの行為の続きのように舐め始めた。
「ん・・・ぺろ・・・・ちゅん・・・ちゅぱ」
しばらく続けた後、相葉はその指を自分の蕾へと導く。
「んあっ・・・・んっ、ん・・・にのぉ・・・うぇ・・・」
入り込んできた指先は相葉の良いところになかなか当たらず、とうとう相葉が泣き出した。
「ごめんね?ここまで良く出来ました。大好きだよ」
優しく囁き、頭を撫でてやると首にしがみついて泣きじゃくる。
相葉の涙を唇で拭い取ると、相葉の中に入っている指を動かし始める。
「あはっ、ん・・・だめっ、あっ、あ」
的確に良いところばかりを攻めてくる指先に、相葉は喘ぐしか出来ない。
「あいばさん・・・そろそろ、いくよ?」
確認すると、二宮にしがみついたまま、こくんと頷く。
「じゃあ、ベッドいこうか?」
「え?うわっ!」
相葉を抱えたまま移動するとベッドへダイブする。
相葉の上着を脱がせると、自分も服を脱ぎ見詰め合う。
「ふふっ、相葉さん。裸に首輪って卑猥だね・・・すっごい似合ってるけど」
「も、もうっ!言わないでぇ」
「ごめん、ごめん。ほら、いくよ・・・?」
二宮の熱い欲望が入ってくるのを感じ、相葉は眉を寄せる。
「ああっ、にの、にのぉ・・・・んっ!」
完全に収まると、ゆっくりと動き出す。
「はぁ、ん・・・あっ、あ」
「あいばっ・・・・んっ、俺だけを見て?俺だけ・・・感じてイって?」
二宮の動きがだんだんと早くなり、絶頂へと2人で駆け上がる。
「んっ、あぁ・・・にっのだけぇ・・・んあっ!イっちゃ・・・ああっ!」
*****
「次、これ!!うひゃひゃっ!超かわいいい!ひゃはっ」
「ねぇ・・・もういいでしょ?」
「まだ!つぎ、こっち。おお、似合う似合う。ね、ニャーって言って!」
行為後、もらってきた被り物に夢中なのは相葉。
被らされているのは二宮だ。
今被っているのはパンダの被り物なのに、何故かニャーと鳴けと言われて二宮は呆れ果てた。
「パンダはニャーじゃないと思うよ・・・?」
「だって分かんないんだもん、良いじゃんニャーって言って!!」
「にゃー・・・」
「うわぁ、かわいいっ」
そう言ってはしゃぐ相葉の首には、いまだ首輪がつけられたままだ。
「あんたの方がよっぽど可愛いんですけど・・・」
「ふぇ?なんか言った?」
「・・・別に。パンダだって、人を襲うって言ったんです」
「え?うわぁ!」
そのまま相葉を押し倒す。
「んふふ、パンダに食われる子猫ちゃん・・・悪くないね」
いただきます。
「ちょ、にの・・・だめっ・・・・あっ」
相葉さん、ご馳走様ですvv
おわり
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