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卍 馬と鹿の本能 卍 (仁亀 淳聖 竜雄)
1 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:31
(粗筋・キャッチなど)
【不都合な真実 1】【2】【3】(仁亀)を書かせていただいた
卍寺と言います。
今回は前とはガラリと変えて、糖度低めのギャグエロです。
卍 内容 卍
仲の悪いメンバー同士の少しずつ芽生える絆??を書いていこうと思います。
でもケンカシーンが多いので暴力?の嫌いな方は注意して下さいね。
ちなみにメンバー全員一応≪ノーマル≫設定になってます。
ノーマル同士の絡みになりますので、言葉遣いがメチャクチャ悪い(^^;)
時にシリアスも有りかと思われます。
また捏造100%なので、現実との区別がつきにくい方は気をつけてくださいね♪
題名の通り、『卍の馬鹿妄想話』です。
なんていうか、昔の武将が部下に忠誠を誓わせる為に身体を重ねる・・
という話があると思います・・そんな感じです・・vv
卍 注意 卍
このカプ無いわ!!って方はスルーでお願いします。
Hシーンの前には注意事項を書かせていただきます。
カプ以外の絡みはありません。
卍 携帯用アンカー 卍
>>2
(方式:長編)
(★このスレは簡易削除モードに設定されました)
2 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:32
>>1-30 >>31-60 >>61-90 >>91-120 >>121-150
>>151-180 >>181-210 >>211-240 >>241-270 >>271-300
>>301-330 >>331-360 >>361-390 >>391-420 >>421-450
>>451-480 >>481-510 >>511-540 >>541-570 >>571-600
>>601-630 >>631-660 >>661-690 >>691-720 >>721-750
>>751-780 >>781-810 >>811-840 >>841-870 >>871-900
>>901-930 >>931-960 >>961-990 >>991-1000
3 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:33
●卍●
この前みたいに頻繁には更新できませんが、
始めさせていただきます。
よろしければお付き合いください。
本当は純愛系を書こうかな・・って思ってたんですが
ノーマル同士も面白いかなって思ったら、
急に手が進みまして・・(^^;)
シリアスな所もあり、ギャグな所もあり、愛?もあり・・
コノ前とはガラッと変わった内容ですので、
無理でしたらスルーでお願いします。m(_ _:)m
●卍●
私書箱ID:lupin私書箱の作成と閲覧
4 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:34
どうしてこんなコトになったのか・・・
5 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:34
オレらは一つのベッドの上で背中を向け合ったまま、
頭を抱えていた。
静かな空間の中で、お互い洩れる溜息が、
とても居心地悪かった・・・・。
6 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:35
あれは一ヶ月ほど前のコト・・・
7 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:36
オレらは音楽番組の収録が終わった後、
いつものように楽屋で大喧嘩になっていた。
亀梨が楽屋へ入ってきたとたん、中丸を怒鳴りつける。
「中丸!!テメー・・振りが遅いっつってんだろ!
いい加減にしろよ!!」
中丸は何も言えず、俯くだけだったが、
赤西がボソッと亀梨に嫌味を洩らす。
「テメーも音外れてただろ・・ボケ」
「・・・んだと・・クソ野郎!!
テメーのやる気の無さ見てるとイライラすんだよ!!
格好でもつけてるつもりか?」
亀梨は着替え始めていた赤西の胸倉を掴み、ガンを飛ばす。
8 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:37
その手をウザそうに払い落とし、
「汚ねぇ手で触るな・・汚れる・・・」
赤西のその言葉にカッとした亀梨が赤西の腹に拳をめり込ませた。
「グッ・・・てめ・・・・っ」
赤西は腹を押さえながら、床に蹲る。
聖は慌てて亀梨を抑えた。
9 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:39
「ヤメロ・・亀梨・・何やってんだよ・・」
気の立ってる亀梨は聖を後ろへ突き飛ばす。
そのままよろけて、ゲームをしていた田口にブツかった。
田口はコントローラを床に叩きつけながら、
聖をさらに後ろへ突き飛ばす。
「聖のせいでGEME OVERじゃねぇか!!
ふざけんなよ・・
つうか、ダンスの時オレにブツかって来ないでくれる?」
キレた田口に聖もブチギレる。
10 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:40
「お前は本当ウザイ!!
冗談でなく本当に!!お前必要ねぇから!」
そんな四人をオロオロしながら、中丸が見ている。
止めたいけど、下手に止めると矛先が自分に向くのも面倒だから、
チラッチラッと上田を見つめた。
中丸の視線に気がつき上田が睨む。
「何?中丸・・
何でも人に頼んなよ・・めんどくせぇ!!
たまには自分で止めろよ・・」
11 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:40
ガチャーン
12 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:41
突然何かが割れる音がして、上田と中丸が音の方へ目を向けると
亀梨が切れた唇を押さえながら、床に倒れていた。
どうやら机の上のグラスが亀梨がぶつかった衝動で、
床に落ち割れた音だったみたいだが、
そんなコト気にも留めないで、
赤西は肩で荒く息をつきながら、亀梨を睨む。
「や、止めろ・・赤西・・・顔は商売道具なんだから・・」
仕方ないのでビクビクしながら、中丸が赤西を押さえた。
13 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:42
チラッと上田に目をやれば、我関せずって顔で携帯を弄くっている。
そんな上田にムカッとしたが、
そんなコト構っていられる状態じゃ無かった。
「赤西ィーーー!ふざけんなコノヤロウ!!」
完璧キレた亀梨は立ちあがり、再び赤西に掴みかかる。
「・・・もう・・止めろ!!頼むから・・
な?赤西も亀梨も頭冷やしてくれ!!」
二人の間に中丸は割ってはいる。
14 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:42
猛獣二匹に挟まれ、殴られる決死の覚悟だったが、
いきなり楽屋のドアが乱暴に開けられ、皆の行動が一度止まる。
ホッとしながらドアの方を見れば、鬼のような顔をしたマネージャーと
野次馬の様に集まってきていたスタッフ達が
呆れたような顔で中を覗き込んでいた。
15 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:43
「お前等!!いい加減にしろーー!!
毎度毎度・・・・・飽きもせず・・
このまま帰れると思うなよ・・」
16 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:44
マネージャーは携帯を片手にどこかに電話している。
チラッ・・と何度かオレらの方に目をやりながら、
険しい顔をしていた。
携帯を閉じると、溜息をつく。
「お前等・・この前約束したよな?
つうかこの前もこの前も約束して・・・
・・もう我慢の限界だ・・
全員車に乗れ!!」
そう言って、メンバー全員マネジャーのワゴンに乗せられる。
17 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:45
30分ほどして降ろされた場所は事務所・・・
18 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:46
「社長がお呼びだ・・・
お前等の仲の悪さは世間でもイイ評判になってない・・
ファン同士も仲悪くなるし、ここまで息が合わないと
番組を作っていく上で難しくなってくるからな・・・」
マネジャーの後につきながら、
中丸が恐る恐る声を出す。
「も、もしかして・・ク、クビとか・・ですか?」
マネージャーは振り向くコトは無く、淡々と答える。
19 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:48
「・・・そうだな・・・最悪は・・・
まぁメンバーチェンジか、新しく組み直すか・・・
・・まだわからないが・・・社長の決断に任せる。
オレには手に負えないから・・」
マネージャーの言葉に皆、表情を変えた。
「ま・・待ってください!オレもうケンカしませんから!!」
亀梨が必死に食い下がる。
20 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:53
「つうか・・いつもお前が手出すからだろ・・・サル!!」
そんな亀梨に赤西は舌打ちしながら、口を挟んだ。
「・・っだと・・ぉ・・・」
お互い睨み合いながら、再び一触即発の雰囲気になると、
上田が溜息を洩らしながら嘲嗤う。
「ハハッ・・クソガキ共が・・・どうしようもねぇな・・」
その言葉に亀梨と赤西のキツイ視線が上田に向いた。
21 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:54
「・・・やっぱ無理だなよ・・お前等は・・」
マネージャーは大きく溜息をつきながらそう呟き、
社長室のドアをノックした。
22 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:55
コンコンッ!!
23 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:56
「失礼します・・」
全員に緊張が走る。
重い空気の中、社長室へ通された。
目の前の机には社長が静かな目でオレらをゆっくり見つめ、
社長の両脇を黒服の強そうな男がボディガードの様に、立っていた。
24 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:56
ゴクッ
25 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:57
重い沈黙の中、
中丸が唾を飲み込む音が聞こえた。
26 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:58
社長はイスをギッと後ろに押しながら、溜息をついた。
「本当・・YOU達・・どうしようもないねぇ・・・
年齢が近いから仕方ないかもしれないけど・・・
どうしようかな・・・解体して組みなおすか・・・・」
社長の言葉に亀梨が慌てて声を出した。
「ま、待ってください!!
このグループでやらせてください・・
もうケンカしませんから・・・」
亀梨の言葉にメンバーも頷く。
27 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:59
・・・・・皆もわかっていた。
解体=クビを宣告されたようなもの・・・。
28 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:59
そして皆、1年前に赤西が突然留学を決めた時のコトを思い出していた。
亀梨自身、別に赤西がいなくなっても構わないと思っていた。
むしろ居なくなって嬉しかった。
もしかしたら、赤西のファンを上手く取り込めるかもしれない・・
そんな甘いコトを考えていたが、現実は違った。
テレビ出演も減るし、誹謗中傷のようなコトは日常茶飯事で・・・
赤西が戻って来なかったら、このまま消えていく運命だったろう・・。
何せ名前の頭文字をグループ名にしてるだけに、
一人でも抜けると替わりがいないのだ。
29 卍寺 2008/02/11(Mon) 05:00
ストレスが臨界点に達し、勝手に留学を決めた赤西も
似たようなコトを考えていた。
留学してしばらくは良かったが、テレビで活躍するメンバーを見て、
辛くなった。
テレビではまるでオレが元から居なかったかのように、
輝くあいつらが羨ましかった。
あいつらは嫌いだったが、オレの居場所はアソコにしか無かった。
ジャニーズは大手の事務所で、別の事務所に移っても仕事は貰えない
何より、コンサートが好きだったから・・・・
あいつらは本当ウザくて嫌いだったけど・・
・・・オレは戻った。
30 卍寺 2008/02/11(Mon) 05:01
だから今更、解体して組み直すって言ったって・・
・・そんなの無理に決まってる!!
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卍 馬と鹿の本能 卍 (仁亀 淳聖 竜雄)
1 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:31
(粗筋・キャッチなど)
【不都合な真実 1】【2】【3】(仁亀)を書かせていただいた
卍寺と言います。
今回は前とはガラリと変えて、糖度低めのギャグエロです。
卍 内容 卍
仲の悪いメンバー同士の少しずつ芽生える絆??を書いていこうと思います。
でもケンカシーンが多いので暴力?の嫌いな方は注意して下さいね。
ちなみにメンバー全員一応≪ノーマル≫設定になってます。
ノーマル同士の絡みになりますので、言葉遣いがメチャクチャ悪い(^^;)
時にシリアスも有りかと思われます。
また捏造100%なので、現実との区別がつきにくい方は気をつけてくださいね♪
題名の通り、『卍の馬鹿妄想話』です。
なんていうか、昔の武将が部下に忠誠を誓わせる為に身体を重ねる・・
という話があると思います・・そんな感じです・・vv
卍 注意 卍
このカプ無いわ!!って方はスルーでお願いします。
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カプ以外の絡みはありません。
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●卍●
この前みたいに頻繁には更新できませんが、
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よろしければお付き合いください。
本当は純愛系を書こうかな・・って思ってたんですが
ノーマル同士も面白いかなって思ったら、
急に手が進みまして・・(^^;)
シリアスな所もあり、ギャグな所もあり、愛?もあり・・
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4 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:34
どうしてこんなコトになったのか・・・
5 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:34
オレらは一つのベッドの上で背中を向け合ったまま、
頭を抱えていた。
静かな空間の中で、お互い洩れる溜息が、
とても居心地悪かった・・・・。
6 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:35
あれは一ヶ月ほど前のコト・・・
7 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:36
オレらは音楽番組の収録が終わった後、
いつものように楽屋で大喧嘩になっていた。
亀梨が楽屋へ入ってきたとたん、中丸を怒鳴りつける。
「中丸!!テメー・・振りが遅いっつってんだろ!
いい加減にしろよ!!」
中丸は何も言えず、俯くだけだったが、
赤西がボソッと亀梨に嫌味を洩らす。
「テメーも音外れてただろ・・ボケ」
「・・・んだと・・クソ野郎!!
テメーのやる気の無さ見てるとイライラすんだよ!!
格好でもつけてるつもりか?」
亀梨は着替え始めていた赤西の胸倉を掴み、ガンを飛ばす。
8 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:37
その手をウザそうに払い落とし、
「汚ねぇ手で触るな・・汚れる・・・」
赤西のその言葉にカッとした亀梨が赤西の腹に拳をめり込ませた。
「グッ・・・てめ・・・・っ」
赤西は腹を押さえながら、床に蹲る。
聖は慌てて亀梨を抑えた。
9 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:39
「ヤメロ・・亀梨・・何やってんだよ・・」
気の立ってる亀梨は聖を後ろへ突き飛ばす。
そのままよろけて、ゲームをしていた田口にブツかった。
田口はコントローラを床に叩きつけながら、
聖をさらに後ろへ突き飛ばす。
「聖のせいでGEME OVERじゃねぇか!!
ふざけんなよ・・
つうか、ダンスの時オレにブツかって来ないでくれる?」
キレた田口に聖もブチギレる。
10 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:40
「お前は本当ウザイ!!
冗談でなく本当に!!お前必要ねぇから!」
そんな四人をオロオロしながら、中丸が見ている。
止めたいけど、下手に止めると矛先が自分に向くのも面倒だから、
チラッチラッと上田を見つめた。
中丸の視線に気がつき上田が睨む。
「何?中丸・・
何でも人に頼んなよ・・めんどくせぇ!!
たまには自分で止めろよ・・」
11 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:40
ガチャーン
12 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:41
突然何かが割れる音がして、上田と中丸が音の方へ目を向けると
亀梨が切れた唇を押さえながら、床に倒れていた。
どうやら机の上のグラスが亀梨がぶつかった衝動で、
床に落ち割れた音だったみたいだが、
そんなコト気にも留めないで、
赤西は肩で荒く息をつきながら、亀梨を睨む。
「や、止めろ・・赤西・・・顔は商売道具なんだから・・」
仕方ないのでビクビクしながら、中丸が赤西を押さえた。
13 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:42
チラッと上田に目をやれば、我関せずって顔で携帯を弄くっている。
そんな上田にムカッとしたが、
そんなコト構っていられる状態じゃ無かった。
「赤西ィーーー!ふざけんなコノヤロウ!!」
完璧キレた亀梨は立ちあがり、再び赤西に掴みかかる。
「・・・もう・・止めろ!!頼むから・・
な?赤西も亀梨も頭冷やしてくれ!!」
二人の間に中丸は割ってはいる。
14 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:42
猛獣二匹に挟まれ、殴られる決死の覚悟だったが、
いきなり楽屋のドアが乱暴に開けられ、皆の行動が一度止まる。
ホッとしながらドアの方を見れば、鬼のような顔をしたマネージャーと
野次馬の様に集まってきていたスタッフ達が
呆れたような顔で中を覗き込んでいた。
15 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:43
「お前等!!いい加減にしろーー!!
毎度毎度・・・・・飽きもせず・・
このまま帰れると思うなよ・・」
16 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:44
マネージャーは携帯を片手にどこかに電話している。
チラッ・・と何度かオレらの方に目をやりながら、
険しい顔をしていた。
携帯を閉じると、溜息をつく。
「お前等・・この前約束したよな?
つうかこの前もこの前も約束して・・・
・・もう我慢の限界だ・・
全員車に乗れ!!」
そう言って、メンバー全員マネジャーのワゴンに乗せられる。
17 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:45
30分ほどして降ろされた場所は事務所・・・
18 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:46
「社長がお呼びだ・・・
お前等の仲の悪さは世間でもイイ評判になってない・・
ファン同士も仲悪くなるし、ここまで息が合わないと
番組を作っていく上で難しくなってくるからな・・・」
マネジャーの後につきながら、
中丸が恐る恐る声を出す。
「も、もしかして・・ク、クビとか・・ですか?」
マネージャーは振り向くコトは無く、淡々と答える。
19 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:48
「・・・そうだな・・・最悪は・・・
まぁメンバーチェンジか、新しく組み直すか・・・
・・まだわからないが・・・社長の決断に任せる。
オレには手に負えないから・・」
マネージャーの言葉に皆、表情を変えた。
「ま・・待ってください!オレもうケンカしませんから!!」
亀梨が必死に食い下がる。
20 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:53
「つうか・・いつもお前が手出すからだろ・・・サル!!」
そんな亀梨に赤西は舌打ちしながら、口を挟んだ。
「・・っだと・・ぉ・・・」
お互い睨み合いながら、再び一触即発の雰囲気になると、
上田が溜息を洩らしながら嘲嗤う。
「ハハッ・・クソガキ共が・・・どうしようもねぇな・・」
その言葉に亀梨と赤西のキツイ視線が上田に向いた。
21 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:54
「・・・やっぱ無理だなよ・・お前等は・・」
マネージャーは大きく溜息をつきながらそう呟き、
社長室のドアをノックした。
22 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:55
コンコンッ!!
23 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:56
「失礼します・・」
全員に緊張が走る。
重い空気の中、社長室へ通された。
目の前の机には社長が静かな目でオレらをゆっくり見つめ、
社長の両脇を黒服の強そうな男がボディガードの様に、立っていた。
24 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:56
ゴクッ
25 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:57
重い沈黙の中、
中丸が唾を飲み込む音が聞こえた。
26 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:58
社長はイスをギッと後ろに押しながら、溜息をついた。
「本当・・YOU達・・どうしようもないねぇ・・・
年齢が近いから仕方ないかもしれないけど・・・
どうしようかな・・・解体して組みなおすか・・・・」
社長の言葉に亀梨が慌てて声を出した。
「ま、待ってください!!
このグループでやらせてください・・
もうケンカしませんから・・・」
亀梨の言葉にメンバーも頷く。
27 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:59
・・・・・皆もわかっていた。
解体=クビを宣告されたようなもの・・・。
28 卍寺 2008/02/11(Mon) 04:59
そして皆、1年前に赤西が突然留学を決めた時のコトを思い出していた。
亀梨自身、別に赤西がいなくなっても構わないと思っていた。
むしろ居なくなって嬉しかった。
もしかしたら、赤西のファンを上手く取り込めるかもしれない・・
そんな甘いコトを考えていたが、現実は違った。
テレビ出演も減るし、誹謗中傷のようなコトは日常茶飯事で・・・
赤西が戻って来なかったら、このまま消えていく運命だったろう・・。
何せ名前の頭文字をグループ名にしてるだけに、
一人でも抜けると替わりがいないのだ。
29 卍寺 2008/02/11(Mon) 05:00
ストレスが臨界点に達し、勝手に留学を決めた赤西も
似たようなコトを考えていた。
留学してしばらくは良かったが、テレビで活躍するメンバーを見て、
辛くなった。
テレビではまるでオレが元から居なかったかのように、
輝くあいつらが羨ましかった。
あいつらは嫌いだったが、オレの居場所はアソコにしか無かった。
ジャニーズは大手の事務所で、別の事務所に移っても仕事は貰えない
何より、コンサートが好きだったから・・・・
あいつらは本当ウザくて嫌いだったけど・・
・・・オレは戻った。
30 卍寺 2008/02/11(Mon) 05:01
だから今更、解体して組み直すって言ったって・・
・・そんなの無理に決まってる!!
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